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岡本万太

劇場公開日:2026年6月5日

解説・あらすじ

映画監督・哲学者・ミュージシャンの真田宗仁郎が長編初監督・脚本・主演を務め、癇癪(かんしゃく)持ちのフリーター・岡本万太の奇天烈な人生を独特の世界観と映像美で描いたパンクムービー。

26歳のフリーター・岡本万太は日々の些細なことに対して苛立ちを募らせており、自らの衝動を抑えていられるか不安を抱えながら暮らしている。癇癪持ちである彼には、月に1度ストレスが最高潮に達する“限界の日”があり、その度に拘束器具のついたベッドで自らを自宅に監禁することで対処していた。しかし限界の日は急に訪れるため当日欠勤を繰り返し、アルバイトをすぐにクビになってしまう。そんなある日、万太がクビになった出版社の先輩・中村が、新たな仕事の話を持ってくる。その内容は、段ボールを数日預かるだけで大金がもらえるというものだったが……。

滑稽なほどに不器用でピュアな主人公・岡本万太を真田監督が体当たりで演じ、万太の元職場の先輩・中村役で「母性」「火花」の三浦誠己、万太の前に現れる女性・杏奈役で「ザ・ゲスイドウズ」の夏子が共演。2025年・第42回ミュンヘン国際映画祭にて、型破りで挑戦的な作品を対象とした「シネレベルズ部門」のグランプリを日本人として初めて受賞するなど、世界各地の映画祭で注目を集めた。

2026年製作/149分/PG12/日本
配給:ミカタ・エンタテイメント
劇場公開日:2026年6月5日

オフィシャルサイト

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(C)2026 岡本万太製作委員会

映画レビュー

1.0 これをパンクと言うならクドい、パンクなら清くあって欲しい。

2026年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

やりたいことを整理しないで垂れ流しているだけでは辛い。

もし奇抜さとセンスで観るものを魅了しようと思っているのなら長過ぎる、無駄を削ぎ落とす覚悟が無さ過ぎる。

斜め上を行って欲しいのに、斜め下ばかりに行ってウンザリするし、どんな映画であれ観た人間を違う場所に連れて行くべきなのに、この映画はずっと同じ場所で同じことをしている。

タイトルが岡本万太だ、映像で魅せることより、彼のキャラクターで魅せる映画であるはずだ、そこを確立出来ていないのが致命的で、これでは魅力的なヒロインや悪役が生きないし勿体ない。

あと1時間ぐらい短くして、勢いだけで見せ切るのが正解だったように思える。

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ケージ

3.5 だんだん万太が好きになる。

2026年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画のおもしろさって、人が狂っていくのを見ることなんじゃないか?って考えはじめてる。狂う、と言ってもいわゆる精神的な狂気ということだけではなくて、熱狂とかも含んだもの。そうなると過程の描かれ方が重要になる。ラストシーンの描写が些細なことに感じる。

この映画は、149分岡本万太がかなり狂ってる。彼の幻想なのか?テレビや目覚ましが「知的童貞」と嘲笑う。これはどう解釈すればいいのか。彼の言動からすると「知的障害」と受け取ればいいのか。実際には、数字や哲学に対するこだわりと普通のコミュニケーションがとれない人格は、「発達障害」なんだと思う。

さらに癇癪持ちの彼は何がトリガーなのかはわからないが、毎日気持ちを数値化してカレンダーに書き込み、アンガーマネージメントしている。設定はネガティヴだが行動に対して限定的な要素を加えることで、彼の状態観察にメリハリがつき、ウルトラマンのような時間制限付きヒーローものの逆パターンを見ているようなドキドキがある。

素性のわからない女が彼の純粋さやユニークさに惹かれたロマンスは、「裸の大将」のようだった。夢のような彼女が離れて現実に引き戻されてからの気持ちの高低差にクラクラする。

邦画には珍しく渋いソウル・ミュージックが流れる。ソロモン・バーク「Cry To Me」。こんな名曲だっけか。生で聴いたことあるけど再認識した。晩年はソウルの王様よろしく、玉座に座ってのステージ。盛り上がりどころでお付きの人の静止を振り払って立ち上がるだけでやんやの喝采をあびていた。

クライマックスは、ファミコンゲームというかマリオっぽいSEを鳴らしてみせる。インディー映画ならではの攻めた映画だ。

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minavo

3.0 嘘のつけないヤツ

2026年6月7日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

驚く

岡本案件と呼ばれるほどの文才を持つ雑誌記者だけれど、独特の世界観を持ち癇癪持ちで人との関わりが得意じゃない岡本万太の話。

94年、少年の頃の疑惑と家庭事情のダイジェストから始まって、怪しい裏稼業のやり取りをみせたり、岡本案件がなんちゃらとなったり、話しがとっ散らかってよくわからない序盤。

やっとこ岡本本人が登場し人物像がみえたらサヴァン的な…!?

金曜日の女との異質な出会いと女交流からの機微や出来事を、脳内ドラマを交えつつみせていく展開で、とっ散らかっていたドラマもちゃんとまとまって行って尻上がりに面白くなったけれど…終盤の展開はかなり強引じゃね?という感じ。

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Bacchus

3.5 長い!けどその分の面白さは十分ある

2026年6月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

斬新

かなりの要素と展開で、正直かなり集中していないと置いていかれること必至。冒頭から異った事柄が一気に押し寄せてきて、混乱もするんですけど、なんとなくの仕組みというか構造がしっかりとしていてそれをしつこいくらいに明示してくれるので、難しさは感じませんでした。
上映後に監督の挨拶が─ミュンヘンの映画祭での質問で、影響された監督をきかれてミハエル・ハネケが好きだと答えたらしい。会場からはタランティーノ!とかトリアー!とか叫び声があったらしい。自分も後者の意見に賛成、個人的にハネケ好きじゃないし⋯とはいえ、好きな人のものをそのまま作る方は稀のような気がするし、ハネケから離れて面白い要素を足すとタランティーノ!と言われてしまうのかも。
他の映画祭では、資本主義の国でどうしてこんな作品が作れるのかとも言われたらしい。熱い気持ちさえあれば自由に何でもつくれるってことで納得しました。
もう一度見たくなる作品だし、見れば見るほどに発見もある気がするのですけど、ちょっと長いかなー。確かにその分の濃密さは感じますけれど、繰り返しの観賞を勧めてくるのであれば、短さも重要な要素になる気もするのですが⋯

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SH