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材料費は180円…ドライヤーの風で駆動する、グライド推進機構が面白い

福島高専が教材開発

福島工業高等専門学校の野田幸矢准教授らは、ヘアドライヤーで駆動する低コストのグライド推進機構教材を開発した。ヘビのように身体をくねらせて摩擦力の差を利用して前に進むメカニズムを学べる。3Dプリンターで製作すると材料費は180円。まとめて製造するとさらに原価を抑えられる。学習雑誌の付録のようなコスト要求の厳しい用途に提案していく。

風を風車が受けて回ると回転運動をリンク機構で身体の屈曲運動に変換する。身体を曲げると前後の受動輪が左右に振られる。横方向の摩擦力よりも前後方向の摩擦力が小さく推進力が得られる。

新機構は全長33センチメートルで重量は64グラム。一般家庭のヘアドライヤーの風力でも駆動できるように設計した。工具を使用せずに組み立てられるため小学生向けの工作教室などで運用できる。

従来もグライド推進の学習教材はあったが、サーボモーターを利用するため1万2000円ほどしていた。動力源に身近な機器を選び大幅に材料費を抑えた。機構を学ぶ教材としては機能を果たせる。学習機会を広げ、プログラミングなどの学びにつなげていく。

日刊工業新聞 2025年06月12日

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