寿命3倍3万時間…パナソニック、DC向け液冷ポンプ参入の狙い
パナソニックは12日、データセンター(DC)向け冷却ポンプ市場に参入したと発表した。社内分社のくらしアプライアンス社が専用のポンプ(写真)を開発し、このほど顧客に納入した。製品は寿命が約3万時間と競合製品と比べて約3倍長く、サイズも容積ベースで競合より約5%小さいのが特徴。2035年度ごろまでに累計で約500万台の出荷を目指す。
現在、DCサーバーの冷却方式はファンなどを用いた空冷式が主流。ただ、生成AI(人工知能)の普及などでサーバー内の半導体の発熱量増が課題となっており、今後、従来より冷却効率が良いとされる液冷式が普及する見込みだ。パナソニックは需要を見込み、約70年にわたるポンプ事業の知見を活かし、DC向け参入を決めた。
同日、パナソニックは滋賀県彦根市内の工場にポンプなどを生産する新棟を整備すると発表した。27年度末に稼働予定で、投資額は非公表。35年ごろには現状比8割増のポンプ生産に対応できるとし、DC向け冷却ポンプも生産する予定だ。
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日刊工業新聞 2025年06月13日