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“カラオケ感覚”で漫才ができる…名古屋大学が開発、支援システムが面白い

リズムよくボケ・ツッコミ

名古屋大学の小松駿太大学院生と窪田智徳助教、小川浩平准教授らは、カラオケ感覚で漫才ができる支援システムを開発した。譜面を流れる漫才のやりとりを読み上げ、リアクションをとると初心者でも様になる。親しい人に笑ってもらえると人は幸せになる。漫才未経験者10人の実験では演じるのが楽しいと回答された。カラオケのようにみなで楽しむエンターテインメント用途に提案していく。

リズムゲームのように譜面に漫才のテキストやアイコンが流れるシステムを開発した。漫才のやりとりやタイミングが分かりやすく提示される。ボケ役の胸をたたく突っ込みや、突っ込みをいなすリアクションなどをアイコンで提示する。初心者でも漫才の流れや間を確かめながら演じられる。

未経験者10人が演じた小規模実験で発話タイミングが理解しやすかったどうかを評価させたところ中央値は7段階評価の7・0と最高だった。漫才を演じるのは楽しかったかどうかは7段階評価の6・0だった。初心者でも漫才が行えた。

漫才の再生速度は調整可能で0・5倍速までゆっくりにできる。だいたい0・8倍速まではオリジナル作品の質感が残るという。感覚的だが芸人のミルクボーイやオードリーのネタは初心者でも形になり、ナイツのネタはテクニカルな部分が難しかったという。

カラオケで友人同士で歌を披露し合うように、漫才を演じて楽しむエンタメを想定する。芸人や芸風によって多様な難易度のネタが存在し、相方と一緒にうまくなっていく体験ができる。演じることを通じて芸の奥深さに気が付くことにもなる。音楽のカバー配信のように二次創作やファンコミュニティーを育てることにもつながる。

日刊工業新聞 2025年09月10日

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